がん検診を受ければ、長生きできる」…
しかし、そのような考えは、時代遅れになりつつあるのです。
2017年1月16日に、権威ある医学誌の一つ「BMJ(英国医師会雑誌)」に、「がん検診を受けても、総死亡率(あらゆる原因を含めたすべての死亡率)が下がる証拠はない」とする論文が掲載されました。
たとえば乳がん検診を受ければ、乳がん死亡は防げるかもしれません。ですが、「命に関わらないがん」を多く見つけて、過剰な検査や治療を受ける人も増えます。だとしたら、「検診を受けないことは、多くの人にとって合理的で賢明な選択」だと言えるでしょう。
「がんの早期発見」より「がん予防」が大事
「がんを早く発見する」ことに一生懸命になるよりも、同じ予防をするなら「がんにならない」ことに力を入れたほうがいいのではないでしょうか。
これを専門用語で「一次予防」と言います。がん検診は、これに次ぐ「二次予防」にあたります。つまり、「がんになってしまったけれど、早く治療することで死亡するのを防ごう」というのが、がん検診の目的なのです。
とはいえ、「検診を受けないのは不安」という人もいるはずです。
近年、医学界では新たな方法が模索されています。それが「がんリスク検診」です。
がんリスクの高い人とは
- 胃がん ピロリ菌感染者 ピロリ菌感染と胃粘膜の萎縮の有無によって、胃がんのリスクを評価する
- 食道がん 飲酒、喫煙と関連が強く、飲むと顔が赤くなる人はとくに要注意
- 大腸がん 家族が患った人。潰瘍性大腸炎やクローン病など大腸が炎症を起こす病気の人
- 乳がん (生涯、十二人に一人が罹患するとされる)日本では遺伝性が10%と推測される。
ほか、初潮が早かった人、閉経が遅い人、出産経験のない人や初産年齢の高い人、授乳経験の少ない人、肥満の人、ホルモン補充療法を五年以上受けた人など
体質的な原因とは別に、国立がん研究センターが推計した日本人のがんの原因(要素)が3つあります。(Ann Oncol. 2012 May;23(5):1362-9.)
- 「喫煙」… 《男性》がん罹患の7%、がん死亡の34.4%。
《女性》がん罹患の5.0%、がん死亡の6.2%。
- 「感染」… 《男性》がん罹患の8%、がん死亡の23.2%。
《女性》がん罹患の17.5%、がん死亡の19.4%。
- 「過度の飲酒」… 《男性》がん罹患の9%、がん死亡の6%。
《女性》がん罹患、がん死亡とも2.5%。
つまり、これらの要素をできるだけ避けることで、がんを予防することができるのです。
これが現時点で、第一線の医学研究から導き出された科学的ながん予防法なのです。
がん予防法を徹底すれば最大で、男性43%、女性37%もがんのリスクを下げられると推計されています。
がん予防法は高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、うつ病、認知症等々、様々な病気予防にも通じるものなのです。まさに「究極の健康法」と言えるのです。~鳥集徹(とりだまりとおる)さん著書からの抜粋
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